一番強度が高い暗号化方式はWPA2ですが、これとは別に「暗号化アルゴリズム」にも幾つかの種類があります。結果的には、この方式とアルゴリズムの組み合わせで暗号化の強度は変わってくるのです。
暗号化方式の比較
WEP | WPA-PSK(TKIP) | WPA2-PSK(AES) | |
暗号解読 | 簡単 | 困難 | 現在不可能 |
キー生成方法 | 単純 | 複雑 | 複雑 |
暗号技術 | RC4 | TKIP | AES |
暗号化アルゴリズムには「TKIP」と「AES」があり「AES」のほうが圧倒的に強度が高くなっています。「AES」は処理に時間がかかるためなかなか普及しませんでしたが現在ではほとんどの機器が「AES」と「TKIP」の両方に対応しています。
そのために、親機と子機の両方が対応しているのであれば、「WPA2-AES」が最も強度の高い暗号化方式になりますので、出来るだけこの方式を使うと良いでしょう。現在まで一番多く使われてきた「WEP」も「RC4」という暗号化アルゴリズムを持っていますが、安全度はとても低くなっています。
暗号化方式には大きく分けて3種類があります。その一つ「WEP」は暗号化解析ソフトを使うと通信の内容を解読されてしまう恐れがあるため、問題になっています。最新の暗号化方式である「AES」は、現時点では解読される恐れが無いので、出来るだけこの方式で接続するようにしましょう。